恐れのない組織 「心理的安全性」が学習・イノベーション・成長をもたらす
昨日MBAの本でも紹介されていた本だ。
今日の企業ではどうやら心理的安全性が欠けているらしい。
心理的安全性とは、大まかにいうと誰もが気兼ねなく意見を述べることができ、自分らしく振舞える文化とのこと。職場でロボットのように働く私には目から鱗だ。
心理的安全性は、信頼という言葉とよく似ている気がするが、別物であると著者は述べている。私が友人Aに対して、「実は私、エイリアンなんだ…。」とぶっちゃけても大丈夫と思えるのは信頼。組織などの集団のなかで、「私は人間をやめるぞおお」と叫んでも嫌な顔をされないと感じるなら、それは心理的安全性がある状態だ。個人にぶっちゃけられるか集団にぶっちゃけられるかの違いである。
心理的安全性を確保すると以下のようなメリットがある。
・職場で対人関係の不安に悩まなくなる。
・人々の意欲があがる
・ミスがすぐ報告されて燃え上がる前に消せる。
・私がところかまわずキチゲを解放できる。
・部署をこえて団結できるようになりイノベーションが起きる
・対立が起きても素直な話し合いができる
どうすればこのように素晴らしい環境を作り出せるのか。方法の一つに生産的な対応がある。
・感謝を表す
相手の意見を聞きたがっていることを示し、感謝を伝える。どんな発言もうぇるかむ。
・失敗を恥じない
悪い知らせも前向きな経験に変える。そもそも失敗はして当たり前であり、誠実に向き合い挑戦した結果ならそれは称賛されるべきだ。不要不急の叱責は避けましょう!
・明確な違反は処罰する
失敗は許すが、明らかな違反に関しては厳格に対応しないといけない。心理的に安全やからってなんでも許されるわけではなかった!
工夫して働きやすい環境をつくることで、職場で私の感情を取り戻すのだ。
恐れのない組織――「心理的安全性」が学習・イノベーション・成長をもたらす | エイミー・C・エドモンドソン, 村瀬俊朗, 野津智子 |本 | 通販 | Amazon